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あたたかく見守って! 障害由来の“6つの行動”を描いたポスターが話題に、制作経緯は?

社会福祉に携わる人が描いた障害者理解啓発ポスターが「分かりやすい」とSNS上で話題になっています。

障害者理解啓発のポスター(横浜市港南区役所提供)
障害者理解啓発のポスター(横浜市港南区役所提供)

 社会福祉に携わる人が描いた障害者理解啓発ポスターが「分かりやすい」とSNS上で話題になっています。うろうろする、大きな声を出す、といった、障害の影響で現れるさまざまな行動をイラストで紹介。これらの行動を目にしても奇異に思うのではなく「あたたかく見守ってください」と訴えています。

 ポスターを制作したのは、横浜市港南区自立支援協議会です。事務局にあたる港南区高齢・障害支援課の竹田良雄課長に話を聞きました。

イラストの得意な職員が制作

 ポスターは2018年4月から、港南区の医療機関や学校、京急上大岡駅、京急百貨店などに張り出しました。8月14日からは横浜市営地下鉄の港南区内の駅でも掲示が始まり、認知度が高まったようです。

 竹田さんは「障害のある人は、その特性から他の人に理解されにくい行動を取ることがあります。そうした行動を、優しい、ほんわかとしたイラストで紹介すれば、一般の人が理解しやすいのではないかと考えました」と話します。

 イラストを担当したのは、港南区社会福祉協議会に勤めていた藤森智子さんと、港南区こども家庭支援課職員だった江崎明子さんです。プロのイラストレーターに依頼するのでなく、イラストの得意な職員が描くことで「手作り感」にこだわったとのことです。2017年7月から、障害のある子どもがいる保護者も参加して、ポスターのコンセプトなどを検討。2018年3月末に完成しました。

 ポスターでは「緊張や不安を解消するために、何度も飛び跳ねたりぐるぐる回るなど、同じ動きを繰り返す」「気持ちが落ち着かない時、歩きまわって平静を保とうとする」など、障害が影響して起きる6つの行動を紹介しています。

 中でも「複数の長いすがある場所で、他が空いているのに、後から来て隣に座る」といった、特定の場所にこだわることで安心感を得る行動は、一般の人からは奇異に見られるそうです。ポスターでは、これらの行動を挙げた上で「あたたかく見守ってください」と呼びかけています。

 竹田さんは「障害者への理解を広げる方法には、いろいろな切り口があります。ポスター以外にも、ツイッターなどのSNSをどのように活用できるか模索していきたいです」と話しています。

(報道チーム)

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