本好きで自他共に認める“協調性なし”の妻へ…夫の言葉が素敵な漫画 「心に響いた」と反響
漫画家の男性が自身の妻を描いた漫画が話題に。子どもの頃、本を読むのが好きだった妻は「協調性がない」と思われていましたが…。

漫画家の男性が自身の妻を描いた漫画「あなたはきっと悪くなかった」がSNS上で話題となっています。子どもの頃、本を読むのが好きだった妻。「友達はいない」と言って、母親を心配させたこともあり、「協調性がない」と思われていましたが…という内容で、「救われた」「自分と重なって泣いた」「心に響いた」などの声が上がっています。作者に話を聞きました。
子ども時代を否定的に考えていた
この漫画を描いたのは、漫画家の漢弾地(ペンネーム)さんです。大学3年生の時に、「ヤングマガジン」(講談社)増刊号に作品が掲載され、漫画家デビューしました。現在「僕と妻の場合」(飛鳥新社)を発売中です。
Q.いつから漫画を描き始めましたか。
漢弾地さん「中学生の頃に描き始めました。姉の影響です」
Q.この漫画を描いた理由は。
漢弾地さん「もともと、自身の子ども時代を否定的に捉えていた妻ですが、私との会話をきっかけに肯定的に受け入れるようになりました。昨年、その時のことを『言葉は時を越えて』というエッセイ漫画にまとめましたが、会話の内容をより詳しくご紹介したかったので、新たに漫画を描いてみました」
Q.奥様とはどのようにして知り合ったのでしょうか。
漢弾地さん「もともと姉の友人で、姉を介して知り合いました」
Q.奥様は今でも本を読むのが好きですか。
漢弾地さん「好きです。本棚に収まらず床にも本を置いているので、足の踏み場に困っていますが、本があるととても機嫌がいいです」
Q.漫画についてどのような意見が寄せられていますか。
漢弾地さん「『自分も同じだった』『似ているところがあった』『自分も肯定されたように感じた』などたくさんの共感の声を頂き、驚いています。描いてよかったです」
Q.創作活動で今後取り組んでいきたいことは。
漢弾地さん「まだまだ勉強が足りず、道は険しいですが、他言語で漫画を描き、海外の方にも読んでいただけたらと考えています」
(報道チーム)
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