「ふるさと納税」件数が対前年度77倍に、沖縄本島最北端・国頭村の魅力とは
沖縄の自然豊かな小さな村の「ふるさと納税」件数が、対前年度比77倍に急増したことが話題になっています。その背景には何があったのでしょうか。
自治体に寄付をすると税金が減額される「ふるさと納税」ですが、寄付件数が対前年度で77倍(!)に増えた自治体があることをご存じでしょうか。
この自治体は、沖縄本島最北端に位置する人口約5000人の沖縄県国頭村。村の84%を亜熱帯照葉樹林に覆われ、「奄美・琉球世界自然遺産候補地」の対象区域の1つに選ばれるほどの豊かな森が特徴です。
寄付金額は5083万円に急増、フルーツの返礼品充実
2015年10月から、同村のふるさと納税業務一括代行を行う株式会社ラクセスイノベーション(沖縄市)によると、2014年度に寄付件数39件・寄付金額161万円だった同村のふるさと納税実績は、2015年度に3003件・5083万9004円に急増しました。
同社によると、急増の理由の1つが、寄付に対する返礼品(お礼の品)を創設したことだそうです。国頭村は、マンゴーやタンカンの産地として知られることから、「国頭村産マンゴー」「国頭マージ スイカ」などの果物類をラインナップ。ほかに、県産ブランド豚「ナゴさくら」や「くにがみ体験コース」、宿泊券などを取りそろえます。
2015年度の寄付金額(全国)が、対前年度比4.3倍の1652億9102万円になるなど人気のふるさと納税。寄付を考えている人は、自然豊かなこの沖縄の村を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
(オトナンサー編集部)
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