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夏バテ気味の人に! 韓国薬膳料理「トマトチゲ」が効果的な理由

まだまだ暑い日が続く日本列島。夏バテ気味の人も多いことでしょう。そんな方に向けて韓国薬膳料理「トマトチゲ」の魅力をお伝えします。

 9月に入ってもまだまだ暑い日が続く日本列島。夏バテ気味の人もきっと多いことでしょう。今回はそんな方にぴったりの韓国薬膳料理「トマトチゲ」の魅力を紹介します。

チゲに使うニンニクと唐辛子には体を温めてくれる効果がある:余慶尚美さん提供

 漢方美容家で韓方(はんばん)薬膳料理研究家の余慶尚美さんは「韓国料理の定番キムチに使われるニンニクと唐辛子は夏バテにぴったり」と話します。ニンニクは体を中から温める効果があり、食欲増進や疲労回復にも最適だそうです。

 一方の唐辛子は体を温めてくれるほか、むくみやだるさ解消にも優れ、この2つの食材を食べることで「血巡り」「気巡り」が改善されるといいます。ただしこの2つだけでは体が熱くなり過ぎるため、体を冷やす作用があるトマトやズッキーニ、ナスなどと一緒に食べるのがお薦めといいます。

抗酸化作用の高い「サケ」と一緒

 そこでトマトをたくさん使った「トマトチゲ」。トマト以外の具は好きな肉や魚介類でよいそうですが、余慶さんのお薦めはスーパーでも入手しやすい「サケ」。サケは抗酸化作用が高く老化防止に効果があるほか、冷え疲れ切った胃腸の働きも強化してくれるそうです。

 余慶さんの「特製トマトチゲ」はトマトとサケのほかに、香り豊かで食欲増進にも効果があるゴマ油をたっぷり使い、そこに、おろしたニンニクと粉唐辛子、みそを加えます。余慶さんは「韓国料理の定番であるチゲを野菜と一緒に楽しんでください。冷え切った体が中から温まり、発汗作用もあります」と話しています。

(オトナンサー編集部)

余慶尚美(よけい・なおみ)

美巡家・ヘアケアリスト(毛髪診断士)・美容コンサルタント・和漢美容家

1970年、鹿児島県生まれ。上智短期大学英語学科卒。広告代理店、外資系企業に勤務当時、自身が重い体調不良に悩んだことから、ココロとカラダの両面をケアする「巡り」に着目。「美巡(びじゅん)」をテーマにメディア出演や講演セミナー、執筆、美容や健康に関する製品・サービスの企画監修、プロデュースを手掛けるなど幅広く活動している。和漢美容や薬膳料理にも精通し、2007年からリンパドレナージュサロン「Flow」を経て、現在はセラピストから活動の場を広げ、ヘアケアリスト(毛髪診断士)としても活躍中。インスタグラム(https://www.instagram.com/yokenao)。

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