「夫婦それぞれの部屋」いる? いらない? 婚活男女1600人が答えた「別居婚」と「別室」事情
婚活中の男女を対象とした「夫婦の間取り」に関する調査結果が発表されました。「夫婦それぞれの部屋」の必要性について、男女のリアルな意識が明らかに……。
結婚後、あなたは夫婦それぞれの部屋が「必要」だと思いますか。それとも「不要」だと思いますか。結婚相談所ネットワークを運営するIBJ(東京都新宿区)が、婚活中の男女を対象に「結婚観の多様化」に関する意識調査を実施。「夫婦の間取り」についての結果を発表しました。
「仕事部屋が欲しい」人も?
調査は2023年7月24日から8月7日、同社ネットワークで活動する男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計1682人(男性1018人、女性664人)から有効回答を得ています。
まず、「別居婚についてどのように考えるか」を聞いたところ、男性の61.7%、女性の32.9%が「なし」と回答しました。
女性よりも男性の方が、別居婚を望んでいない割合が高いようで、「あり」と考える男性は1割にとどまる結果に。一方で女性は、「あり」「どちらでもよい」と回答した人が全体の6割に上りました。これについて、同社は「男性は結婚後、一緒に住むことをイメージし婚活に臨んでいるのかもしれません」「結婚後も働く女性が増えたことで、精神面と金銭面の両方で自立することができる環境になってきているのではないでしょうか」と分析しています。
では、「部屋」についてはどう考えているのでしょうか。「結婚後、夫婦それぞれの部屋は必要か」について聞くと、男性の74.2%、女性の81.9%が「必要」と回答。結婚後も、自身のプライバシー空間を必要とする男女が7割以上いることが明らかになりました。
別室を希望する理由についても聞いてみると、最多となったのは「お互い一人の時間も必要だから」(79.4%)。また、「仕事部屋が欲しいから」と回答した人も10.8%に上り、コロナ禍によるリモートワークへの転換も背景にあることがうかがえます。
調査結果を受けて、同社は「同居を希望する場合でも、価値観の違う2人が一緒に住むということは、慣れないことも多くストレスがたまりやすい状況になることも考えられます」「お互いの価値観を尊重しつつ、一人の時間を必要とする方が多いようです」とコメントを寄せています。
(オトナンサー編集部)
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