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長友佑都推薦! 建設作業員のための「けんせつ体幹体操」が大人気、どんな体操?

サッカー日本代表の長友佑都選手が推薦する「体操」が話題になっています。

鍛え抜いた体幹で活躍する長友佑都選手(Getty Images)
鍛え抜いた体幹で活躍する長友佑都選手(Getty Images)

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で活躍中の日本代表・長友佑都選手(ガラタサライ)が推薦する「体操」が話題になっています。その名も「けんせつ体幹体操」。企画監修は長友選手のトレーナー、DVDでお手本を見せるのは元日本代表の福西崇史さん、音楽担当は「FUNKY MONKEY BABYS」の曲も手掛けたプロデューサーという豪華メンバーで、建設現場で働く人たちを応援しています。

 SNS上でも「現場でやってるけどBGMがなかなか好き」「次世代のラジオ体操になりますよ」と好評です。関係者に制作の経緯を聞きました。

「競技場を造る皆さんに感謝」して推薦

「けんせつ体幹体操」は、建設関連の業界団体で作る製作委員会が2016年7月に作りました。長友選手など多くのトップアスリートのトレーナーを務める木場克己さんが企画監修し、音楽は音楽プロデューサーの田中隼人さん、サッカー解説などで活躍中の福西さんが木場さんの紹介でモデルを務めました。

 初級と上級、それぞれ約2分半ほどの体操で、転倒防止のための片足上げ、関節を動かしながらのストレッチなどを盛り込んでいます。生命保険協会が健康増進の優れた取り組みを表彰する「スポーティライフ大賞」のグランプリを受賞し、6月5日に東京で受賞報告会が開かれました。

 製作委員会の事務局を務める建設業振興基金(東京都港区)の担当者に聞きました。

Q.体操を作ったきっかけや狙いを教えてください。

担当者「長友選手のトレーナーとして有名な木場さんを、徳島県建設業協会が市民向け講演会の講師として招いたことがきっかけです。その際、建設業の労働災害が多いこと、特に、転倒やつまずきによる労災が多いことを知った木場さんから『体幹を鍛えることで、労災を減らせるのではないか』とご提案いただき、事業がスタートしました。

転倒やつまずきによる労災の防止のほか、元気よく体操に取り組む姿を発信することで、建設業のイメージアップも狙っています」

Q.長友選手が推薦メッセージを寄せているのは、木場さんとの縁からですか。

担当者「その通りです。『(木場さんと話す中で)競技場や体育館が建設業の皆さんによって造られていることを改めて認識しました。自分が活躍できるのも競技場があるから。建設業の皆さんに感謝したい』とのことで、『ぜひ、けんせつ体幹体操を実践してみてください』とのメッセージを頂きました」

Q.DVDは何部作ったのですが。

担当者「説明書付きで1000部作製し、建設関連の団体などに配布しました。多くの建設会社で朝礼の際の体操に取り入れていただいています。最近では、製鉄業や運送業など他産業からの問い合わせもあります」

Q.スポーティライフ大賞のグランプリを受けての感想を。

担当者「大変名誉なことで、受賞をきっかけに、導入する企業がさらに増えることを期待しています。今後も継続してPRしていきたいと思います」

 W杯初戦のコロンビア戦。長友選手は鍛え抜いた体で、相手の攻撃を何度も跳ね返しました。その体幹強化を支える、木場さんが監修する体操を試してみませんか。映像はYouTubeでも見ることができます。

(報道チーム)

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