浮気、太る、束縛…結婚すると別人になる「豹変夫」、そのタイプと見抜き方とは?
結婚前と後で、まるで別人のように性格や態度が変わる男性のことを「豹変夫」と呼びます。「夫」になった途端に男性が豹変する理由、そして、妻側が心得るべきこととは。

「結婚後に夫からDVを受けるようになった」「交際中は知らなかったけど、酒癖が悪いことが発覚した」。このように、結婚後に豹変した夫を持つ妻のさまざまな体験談が、ネット上で話題になっています。“豹変”の種類はモラハラ、DV、ギャンブル、浪費、浮気、マザコンなどさまざまですが、交際中にはそのような兆候はなかった、あるいは気づかなかったケースが多いようです。これについて「うちの夫も結婚後に浮気癖がわかった」「まさに『恋は盲目』」「近々結婚するので不安です」「兆候を見抜く方法が知りたい」など、さまざまな声が寄せられています。「豹変夫」の特徴や対策について、結婚マッチングサービス「STORIA」代表でコラムニストの沢宮里奈さんに聞きました。
一番多い豹変ケースは「浮気」
Q.夫の豹変にはどのようなタイプがありますか。
沢宮さん「一番多いのは浮気です。モラハラ、DVなどはよく聞くケースではありますが、数はそれほど多くありません。現代では相談する機関がだいぶ整っていますし、病院に行けばケガの症状からすぐに被害がわかるようになっています。したがって、モラハラやDVについては、数字として上がってくる被害件数は増えていますが、亭主関白が普通だった昔に比べるとむしろ実数は減っているのが実情だと、医療関係者の間では言われています。現代の豹変には、以下のようなケースが多いです」
【浮気】
10年ぐらいたって、結婚生活に飽きると浮気しやすくなりますが、奥さんの妊娠などをきっかけに、結婚から月日が浅くても浮気に走ってしまうケースがあります。「結婚」という安定を手に入れたことで、関心が別の女性に移り、豹変してしまうタイプです。
【セックスレス】
結婚後、急にセックスレスになるケースも多いです。「元々面倒だった」「妻の妊娠」「浮気」「男性機能の低下」など理由はさまざまです。
【太る】
結婚前の姿は見る影もないほど太るのは、わかりやすい豹変のケースです。「年齢的なもの」「運動不足」「不摂生の解消」「美意識の低下」が理由です。
【家庭にお金を入れない】
収入が多く、交際中は羽振りが良い男性の中には、結婚後は家にお金を入れず、相談もなしに高い買い物(マンションや車など)をするようになるタイプが。女性側が「稼いだお金はすべて家計に入れてくれるもの」と考えていると、豹変したように感じるでしょう。
【出かけない】
「結婚した途端に、休日は全く家から出なくなる」というケースも少なくありません。交際中は無理をしてデートに付き合っていたというタイプです。逆に一人で出かけてしまうタイプもいます。趣味や友人との付き合いなど理由はさまざまですが、結婚という目的を遂げて、女性とデートをする必要性を感じなくなったことから起きます。
【中毒】
何らかの対象に「中毒的に」ハマる人もいます。ギャンブル、酒、女と対象はさまざまですが、ストレスや退屈な日常からの逃避であることがほとんどです。結婚により、仕事の他に家事や妻の相手など「負担が増えた」と感じるタイプは、依存対象に逃げる傾向があります。
【束縛】
結婚した途端、極端な束縛が始まることもあります。これは「自分のものになった」という所有欲や、「出て行ってしまうのではないか」という不安から起きます。
【仕事を辞める】
最近は「突然会社を辞める」「リストラに遭う」というのもよくあることです。妻が「せめて相談してくれれば」と思うのも当然ですが、夫側からすると「相談すれば反対される」という恐れがあります。信頼関係の欠如が原因です。
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