片思いは「妄想の恋愛」? “年単位”の片思いが実らなかった男女の「共通点」
猫が片思いのご縁を結んでくれると期待したけれど
米田みつえさん(41歳、仮名)は、全国に支店のある大手企業で働くOLです。36歳のとき、3年ほど関西支社に出向していたのですが、そのときの6つ上の先輩、木田あつおさん(仮名)に3年間片思いをしていました。
そんな中、みつえさんは東京本社に戻ることになりました。そこで、勇気を振り絞って気持ちを告白。ところが、「かわいい後輩としては信頼しているよ。それだけに、恋愛対象にはならないな」と断られてしまいました。
そして、みつえさんが東京に戻る日が迫っていたある日、会社の休み時間に、あつおさんが「実家で生まれた子猫のもらい手を今、探しているんだけど…」という話をしたのです。
みつえさんは名乗りを挙げて、雄猫を1匹もらうことにし、その子猫と共に東京へ戻りました。ふわふわとした子猫は、想像以上にかわいらしく、1人暮らしのみつえさんの気持ちを癒やしてくれる存在になりました。そして何より、その子猫があつおさんの分身のように思えたのです。東京に帰ってきても、1日たりともあつおさんのことを忘れた日はありませんでした。
それから2年がたち、あつおさんが東京本社へ戻ってくることになりました。そのことを会社で聞いたみつえさんは、飛び上がらんばかりに喜び、あつおさんにLINEを入れました。
「私が里親になった猫のミー太(仮名)も、ずいぶん大きくなりましたよ。戻ってきたら、ぜひ会ってやってください」
LINEにミー太の写真を添付して送ると、うれしい返事が来ました。
「大切に育ててくれて、ありがとう。ずいぶん大きくなったね。親猫のタマ(仮名)も実家で元気に暮らしています」
そして、タマの写真も送られてきました。
そのとき、みつえさんは、猫がご縁結びのきっかけになる予感がしました。あつおさんがこちらに戻ってきたときに、また自分の気持ちを伝えてみようと思ったのです。
ところが、会社の同僚から、あつおさんが関西支社の女性と結婚することを聞かされました。妻を伴っての引っ越しだというのです。こうして、みつえさんは5年の片思いに終止符を打ちました。
その後みつえさんは、気持ちを仕切り直し、結婚相談所に登録をして本格的に婚活をすることにしたのです。

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