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不動産会社の“リアル回答”続々! 賃貸の退去時に「見落としがちなこと」トップ10発表 「郵便物の転送手続き」は2位

アットホームが「賃貸の退去時に見落としがちなことランキング」を発表。1位となった“見落とし”とは……。

退去時に“見落としがちなこと”って?
退去時に“見落としがちなこと”って?

 不動産情報サービスを提供するアットホーム(東京都大田区)が、「賃貸の退去時に見落としがちなこと」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

1位は「退去前にすべき手続き」の一つ

 調査は2022年10月、賃貸管理を主業務とする全国のアットホーム加盟店を対象に、インターネットで実施。有効回答数は606サンプルです。

 3位は「火災・地震保険の解約手続き」(17.7%)です。不動産会社のコメントでは、「入居者に解約手続きをする意識が少ない」「保険の解約をすると、保険料の一部返金があることを知らない人も多い」といった、入居者が保険の解約に関して認識がないことに触れる声が目立ちました。入居時の契約によっては、賃貸契約期間を1カ月以上残して中途解約する場合、解約返戻金が戻ってくるケースもありそうです。

 2位には「郵便物の転送手続き」(18.8%)がランクイン。「新しい入居者から、『前の入居者の郵便物が届く』とよく相談がある」といったコメントが多く寄せられる結果に。また、「住民票の転出・転入手続きをするだけで、郵便物についても変更されていると勘違いをしている人が結構いる」との声もあり、退去日が決まり次第、転送手続きを済ませておくのがよさそうです。

 そして、1位となったのは「インターネットショッピングの住所変更」(21.5%)でした。不動産会社からは、「転居先の住所に変更せずネットショッピングをして、前の住まいに『置き配』されているケースが目立つ」「郵便転送はしているけど、定期購入などがそのままになっていることがある」といったコメントが上がりました。コロナ禍以降、ますます需要が高まったインターネットショッピングですが、次の入居者に迷惑をかけないためにも、退去前にすべき手続きの一つといえます。

 他にも、「処分の事前申請を忘れて、そのまま放置される自転車を含む粗大ごみが散見されます(愛知県)」「退去日当日は部屋の物だけ出して安心してしまい、郵便ポストの確認を忘れる人が多いです。退去立ち会いのときは『最後に必ず郵便ポストを見て』と声を掛けるようにしています(茨城県)」「両親に渡している鍵を忘れる人が多いです(東京都)」「電気を止めていなかったために、次の入居者が電気の契約ができなかったことがありました(大阪府)」など、退去時に見落としがちな“あるある”が多数寄せられました。

 皆さんも引っ越しの際は、うっかり見落としている手続きがないかどうか、念入りに確認しましょう。

(オトナンサー編集部)

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