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これぞ、正真正銘の“オクラ”入り? ボツネタを捨てるゴミ箱に「面白い」の声、制作者に聞く

オクラの形や色を再現した「ごみ箱」が「面白い」「ホテルオークラで採用してほしい」などとSNS上で話題となっています。作者に話を聞きました。

オクラの形をしたごみ箱=よしだ(@five1996)さん提供
オクラの形をしたごみ箱=よしだ(@five1996)さん提供

 オクラの形や色を再現した「ごみ箱」がSNS上で話題となっています。「オクラ」と「お蔵(オクラ)入り」を掛けたユニークなアイデアに、「面白い」「うまいこという」「ホテルオークラで採用してほしい」といった声が寄せられています。ごみ箱を作った男性に話を聞きました。

ボツネタを泣く泣く捨てる時に発想

 ごみ箱は鮮やかな緑色。上部には、オクラの切り口をイメージした5つの穴があります。ごみを「ボツになった企画」と想定すれば、ここに入れることで確かに「お蔵入り」したことになります。作者はペンネーム「よしだ」さん(22)。多摩美術大の4年生で、グラフィックデザインを学んでいます。

Q.ごみ箱を作ったきっかけは。

よしださん「『お蔵入り』と『オクラ入り』という言葉遊びから発想しました。普段、デザインに関していろいろなアイデアを考えることが多いので、こういうごみ箱があれば素敵だと思いました。必死に考えた、かわいいアイデアをボツにするのは結構つらいです。そのため、それを捨てるためのごみ箱があってもいいのでは、と考えました」

Q.ごみを入れる穴など精巧に作られています。苦労した点は。

よしださん「形を決めるのに苦労しました。どのような形にすればオクラに見え、なおかつ、ごみ箱として機能するか。そのバランスに気をつけて制作しました。2週間ほどかけて完成しました」

Q.子どもの頃から物を作るのが好きだったのですか。

よしださん「昔は折り紙に夢中になっていました。ただ、物を作ること自体が好きというよりは、作ったものを人に見せることが好きだった気がします。その感覚は今も変わっていません」

Q.どのような意見が寄せられていますか。

よしださん「この作品自体がそもそもダジャレの作品なので、コメントも大喜利のようになっています(笑)『かわいい』『欲しい』と言ってくれる人もたくさんいて、とてもうれしいです。これからも自分が面白いと思えるものを作りたいです」

Q.ごみ箱のほかにも最近、新たな作品を発表していましたね。

よしださん「小指用のプラスチック製ヘルメットです。僕がよく小指をぶつけるので、何か守るためのものはないかとアイデアを練っていたところ、『守るといえばヘルメットだ』と連想したのがきっかけです。小指がヘルメットをかぶっているとかわいいのではないかと考え、3Dプリンターを使って制作してみました。『かわいい!』『意味なさそう!』といった意見を頂きました」

(報道チーム)

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