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「一生“賃貸”に住む」と決めた男女450人超に聞く「理由」 3位「固定資産税の負担がない」…1位と2位は?

「一生賃貸に住むと決めた理由」に関する調査結果が発表されました。賃貸物件ならではのメリットが多数ランクインしています。

「一生賃貸に住む」と決めた理由は?
「一生賃貸に住む」と決めた理由は?

「賃貸」と「持ち家」。ずっと住み続けるなら、あなたはどちらがいいですか。テレビやネットでも「賃貸か持ち家か」の議論はしばしば目にしますが、“一生、賃貸に住む”派の人たちは少なくありません。どのような理由でそう決めたのでしょうか。AlbaLink(東京都江東区)が運営する“訳あり不動産”情報メディア「訳あり物件買取プロ」が、「一生賃貸に住むと決めた理由」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

「固定資産税でもめたことがある」人も

 調査は2022年10月、「一生賃貸に住む」と決めている男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計453人(男性186人、女性267人)から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.2%、20代23.8%、30代42.9%、40代21.6%、50代10.2%、60代以上1.3%となっています。また、回答者の家族構成は「既婚・子どもなし」が19.6%、「既婚・子どもあり」が31.1%、「独身・子どもなし」が43.8%、「独身・子どもあり」が5.5%です。

 3位は「固定資産税の負担がない」(45人)です。土地や建物を所有するとかかる「固定資産税」は、ローン返済とは別にかかるランニングコストの一つ。そのため、持ち家を買って「税金の負担が大きい」と感じる人も少なくありません。その点、賃貸だとその負担がないため、メリットに感じる人が多いのでしょう。中には、「固定資産税でもめたことがあるから(30代女性)」という声もありました。

 2位には「メンテナンスの負担がない」(96人)がランクイン。「経年劣化による修理・修繕は管理会社が行ってくれるため、出費を気にしなくてもよい(20代女性)」「水回りなどに修理が必要な場合でも、家主負担で直してくれる(40代男性)」といった声が寄せられました。設備に突発的な故障や不具合があっても、住んでいる本人ではなく貸主の負担でメンテナンスをしてもらえるのは、確かに賃貸の大きなメリットといえそうです。なお、メンテナンス費用として、月々「管理費」「共益費」を負担することはありますが、分譲マンションの「修繕積立金」ほどの金額にはならないケースが多いです。

 そして、圧倒的1位となったのは「引っ越ししやすい」(204人)でした。「飽き性なので、同じ場所に生涯住むのはストレス。4~6年くらいのスパンで新しい家に引っ越しをすればリフレッシュできるのが、賃貸に生涯住むと決めた理由です(20代男性)」「家族構成の変化や子どもの成長によって住み替えられるからです(30代男性)」など、ライフスタイルやライフステージに合わせた引っ越しができることをメリットに感じる声の他、「少しでも嫌なことがあれば引っ越しできるので、環境を変えやすいのがいいです(40代女性)」など、隣人トラブルがあったときでも、我慢せず新しい環境に移れてストレスが少ないことを挙げる声もありました。

 調査結果を受けて、同社は「賃貸を選んだ理由としては『身軽さ』『コスト面の優位性』を挙げた人が多くなった」「『いろんな場所に住みたい』『ライフステージによって住み替えたい』という人にとって、賃貸に住むことは大きなメリットがある」とコメントを寄せています。

(オトナンサー編集部)

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