オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

25倍サイズの“巨大消しゴム”に「でっか」「使い切れない」「面白い」の声、メーカーに聞く

ローソクメーカーのカメヤマが製造した「巨大消しゴム」がSNS上で話題に。そのサイズは「高さ13センチ×幅6.6センチ×奥行2.7センチ」と通常の約25倍もあります。なぜ企画したのでしょうか。

カメヤマが製造した「巨大消しゴム」(同社提供)
カメヤマが製造した「巨大消しゴム」(同社提供)

 ローソクメーカーのカメヤマが製造した「消しゴム」が大きすぎると、SNS上で話題となっています。「高さ13センチ×幅6.6センチ×奥行2.7センチ」という大きさで、通常の消しゴムの約25倍サイズ。SNS上では「でっか」「勉強頑張っている娘が欲しがります」「一生かけても使いきれないと思う」「面白い」などの声が上がっています。消しゴムを企画した理由について、同社の広報担当者に聞きました。

女性社員のアイデアで企画

 担当者によると、消しゴムは6月1日から実施する「カメヤマ夏の感謝キャンペーン」の賞品として企画しました。同キャンペーンは、ローソクと線香の需要が高まるお盆にかけ販売を強化するのが狙いで、毎年実施しています。

 キャンペーンは、線香かローソクを500円以上購入した人が対象です。今年は特に賞品に力を入れており、応募者の中から抽選で3000人に巨大消しゴム、カフェエプロン、一筆箋、現金1万円のうちいずれか1点が贈られます。購入時のレシートをハガキに貼り付けて郵送します。

 巨大消しゴムは、主力商品であるローソクの発売当時のパッケージデザインを使用しており、レトロな雰囲気を醸し出しています。有名消しゴムメーカーとコラボしたもので、消し心地は抜群とのこと。

 それでは、巨大消しゴムのアイデアはどのようにして生まれたのでしょうか。

 担当者によると、キャンペーン用の自社オリジナル商品を増やそうと企画会議を行ったところ、女性社員から「ろうそくの色と似ているので消しゴムではどうか」と提案があり、製品化のきっかけとなりました。他の社員からも「自分の子どもなら欲しがるし喜ぶ」「ローソクの箱から消しゴムが出たら面白い」などの意見があり、採用されました。

 同社では、SNS上の反響を受け、巨大消しゴムのプレゼント数を当初の500個から倍以上に増やすことを検討中とのこと。商品の企画・開発部署の8割を女性が占めており、女性目線のプレゼント企画が奏功した格好です。現在、企画を進めるとともに自社のSNSでも積極的にキャンペーンを告知しています。

「当社には『ワンカップ大関』や『ミルキー』とのコラボ線香や、『寿司キャンドル』のように食べ物を本物そっくりに再現したキャンドルなど面白い商品がたくさんあります。主要顧客である中高年層だけでなく、若い人にも商品を手に取っていただき、ご応募いただけるとうれしいです」(担当者)

(報道チーム)

1 2 3

コメント