「ロスト・イン・スペース」3人の子どもにインタビュー 役との共通点や来日の感想
人気ドラマ「ロスト・イン・スペース」がリメイクされ、長男役のマックスウェル・ジェンキンスさん、次女役のミナ・サンドウォールさん、長女役のテイラー・ラッセルさんが来日しました。

海外の人気ドラマ「ロスト・イン・スペース」がリメイクされ、ロビンソン一家の長男ウィル・ロビンソンを演じるマックスウェル・ジェンキンスさん、次女ペニー・ロビンソン役のミナ・サンドウォールさん、長女ジュディ・ロビンソン役のテイラー・ラッセルさんが来日しました。同作は、宇宙への入植が現実になった未来の地球で、宇宙での生活を求めて旅立つロビンソン一家が、突然航路から外れる事故に遭遇し宇宙でサバイバルしていく…というSFアドベンチャー作品です。オトナンサー編集部では3人へのインタビューを実施。演じる役との共通点、現場の雰囲気、初来日の感想などを聞きました。
一つの家族のように経験を共有できた
Q.それぞれが演じる役と共通点はありますか。
ジェンキンスさん(以下敬称略)「僕はウィルと同い年です。ウィルは好奇心旺盛で普通の少年だけど、普通より20倍くらいすごい体験をします。ウィルは科学とロボットが大好きで、僕も公立学校に通っていて、普通の男子として科学もロボットも好きなところが共通しています」
サンドウォールさん(同)「私もペニーと同い年。思春期で自分の居場所はここじゃないんじゃないかと思っています。ペニーの素晴らしいところは自分自身で学んでいるところと、常にありのままなところ。フィルターがないから思ってることはなんでも言っちゃうけど(笑)なんか自分の作ったイメージに隠れないところが好きです」
ラッセルさん(同)「ジュディと共通しているところはこうと決めたらブレないところ。好奇心旺盛だし、正しいことのために戦えるところ、自分のためではなく周りの人のために戦えるところです。すごくノーブルな資質があります。それが私と全く同じとは限らないけど(笑)でもそうありたいなと思っています」
ジェンキンス「僕は、学校では他の生徒から認められていない、見えない存在と感じています。ウィルも、そういう風に周りから認められていない、見えない存在と感じているんじゃないかなと思っています」
Q.撮影現場の雰囲気はいかがですか。
ラッセル「私たち3人ともここまで大きな作品の現場は初めてで、それぞれ別のタイミングで苦労していると思います。でも一つの家族のように経験を共有できたし、楽しかったです」
サンドウォール「最初の撮影がすごく大変なシーンだったので、俳優同士の絆(きずな)が深まりました。その次の撮影からファミリーという空気感が生まれました」
ジェンキンス「画面に映るロビンソン一家と同じように僕らは家族になりました。すごく仲良くなったし、他にはない絆を得ました。バンクーバーでは素晴らしいスタッフと出会い、撮影でもカメラのセットアップをさせてくれたり、カメラをくれたりしました」
サンドウォール「テイラーがさっき言ったみたいに、こんなに大きな作品は初めてで、本当に学ばなければいけなくて、たくさんの人が集まらないとこういう作品は作れないということを実感しました。多くの人たちが関わってパズルを組み立てていく感じでした」
Q.実際にドラマを見てどうでしたか。
ジェンキンス「ウィルはすごく成長します。最初は怖がったり、不安を抱えたりしているけど。1960年代の子どもながらにヒーロー然としたウィルが見られると思います。ロボットとも友達にもなるし、見た目で判断するのではなく、全体を見て判断すべきで、それは誰もが持つべき資質だと思います」
サンドウォール「彼女もすごく学んで成長します。自分がこんなに強かったのかということに気がつきます。役者としてこのドラマを見た時に、私の場合、演じている時はグリーンバックがすごく多くて、目線の位置の印を見て演技をしていたので、実際はどんなものになるか分かりませんでした。でき上がったものを見て、ここにこれがあったんだと分かります。そういう意味では初めて作品を見る人たちと同じ気持ちで見ています」
ラッセル「シーズン1は、私たちの現場とスクリーン上で見られるものは違うんですよね。現場では雨が降っているように見えないし、凍えているように見えないし、寒くても寒そうに見えません、でき上がったものでは雨は降っているし、寒そうだし…それが映像のマジックですね。シーズンが続いていくとうれしいな」
ジェンキンス「スノーボードをやらせてくれたから僕は楽しかったけど(笑)最初はホームシックになったけど、途中でホームグラウンドの気持ちになれたし、レストランの店主さんや店員さんと仲良くなれたし、近所の人たちとも仲良くなれました」
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