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「季節の変わり目」に体調を崩しやすいのはなぜ? 健康に過ごすコツを医師が解説

「季節の変わり目」は体調を崩しやすいといわれますが、なぜなのでしょうか。医師に聞きました。

季節の変わり目で体調を崩す人も
季節の変わり目で体調を崩す人も

 全国的に厳しい暑さが続く一方、朝晩は比較的涼しい日も増えつつあります。こうした朝晩の寒暖差が大きい時期は、体調を崩す人が多いようです。「季節の変わり目」に体調を崩さないためには、どのようにすればよいのでしょうか。内科医の市原由美江さんに聞きました。

自律神経の乱れで免疫力低下

Q.季節の変わり目に体調を崩しやすい原因について、教えてください。

市原さん「季節の変わり目は、気温や気圧の変化によって自律神経が乱れやすく、免疫力が低下しやすくなります。特に、気温が下がったり空気が乾燥したりすると喉の粘膜も乾燥し、風邪の原因となるウイルスが侵入しやすくなります。そのため、喉の不調を感じることが多くなります」

Q.季節の変わり目に、はやりやすい病気はありますか。

市原さん「風邪はもちろんですが、メニエール病や頭痛、ぜんそく、うつ病などが悪化しやすいことが分かっています」

Q.体調不良になった場合、すぐに病院に行った方がいいのでしょうか。

市原さん「病気によって異なるので何とも言えません。軽い風邪であれば、様子を見てもいいでしょう。

ただし、今は風邪症状があると新型コロナウイルス感染症の可能性もあります。症状だけで原因のウイルスを判断することはできません。現在の医療負担を考えると、風邪症状があるだけですぐに医療機関を受診することは控えた方がよいですが、基礎疾患がある人や高齢の人は主治医や医療機関、市区町村の相談窓口に電話で相談してください」

Q.例年、この時季は医療機関に通院する人は増えるのでしょうか。

市原さん「暑さの推移は年によって異なりますが、猛暑から急に涼しくなった場合、特に患者さんが増える傾向にあります」

Q.季節の変わり目に体調を崩さないために気を付けるべきことについて、教えてください。

市原さん「先述の通り、急に寒くなったときに風邪をひく患者さんが多いです。喉の乾燥を防ぐため、マスクの使用や小まめな水分補給、適切な湿度の管理を行いましょう。部屋の湿度を保つには、『加湿器をかける』『濡らした洗濯物を部屋に干す』などがよいでしょう。基本的なことですが、温かい服装で過ごし、規則正しい生活を心掛け、バランスの良い食事と十分な睡眠を意識してください」

Q.夜は涼しくなったとはいえ、寝る際にエアコンをつけるか迷う日もあります。エアコンをつけないことで、熱中症にかかる可能性はありますか。また、適切な設定温度は。

市原さん「エアコンを付けないことで、寝ている間に熱中症になる可能性があります。エアコンの適切な設定温度は25~28度とされていますが個人差もあるため、寒いと感じずに快適に過ごせる温度を探してください」

(オトナンサー編集部)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック副院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。

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