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小学校高学年の4割が「22時台」就寝? 母親300人に聞く、現代の「夜更かしチルドレン」事情

「子どもの夜更かし」に関する調査結果が発表されました。現代の子どもたちの“夜更かし”の実態とは…。

「夜更かしチルドレン」の実態とは?(提供画像)
「夜更かしチルドレン」の実態とは?(提供画像)

 夏休みを迎え、夜更かしをするわが子に対して「早く寝なさい!」と怒っている親たちも多いことでしょう。そんな「子どもの夜更かし」事情に関する調査結果が、パナソニック(東京都港区)から発表されました。

63%の母親が「自分が子どもの頃よりも寝る時間が遅い」

 調査は2022年7月、小学生の子どもを持つ全国の20〜40代の母親を対象に、インターネットリサーチで実施。300人から有効回答を得ています。

 まず、「子どもの就寝時間について感じること」を聞いたところ、「寝る時間が遅いと感じる」と回答した人が64%でした。子どもの学年別に見ると、小学校低学年(1・2年生)の母親では53%、中学年(3・4年生)では62%、高学年(5・6年生)では77%という結果になっており、学年が上がるにつれて「寝る時間が遅いと感じる」母親が多くなる傾向にあるようです。また、子どもに対して「もっと早く寝てほしいと思う」と答えた母親は全体の72%でした。

 具体的に「子どもが平日に寝る時間」を聞くと、低学年では「21時くらい」(31%)、中学年・高学年では「22時くらい」(中学年27%、高学年23%)がそれぞれ最多に。高学年では「22時半くらい」が16%となり、合計すると「22時台」に就寝している割合が約4割という結果でした。また、「23時以降」に就寝している高学年も22%と、約5人に1人の割合であることが分かりました。

 さらに、母親の63%が「自分が子どもだった頃よりも寝る時間が遅いことが多い」と回答。「子どもと同じ年齢だった頃に寝ていた時間」については、低学年に加え、中学年・高学年の母親も「21時」が最多でした。

 つまり、母親たちが小学校中学年・高学年だった頃と、現在の子どもたちを比較すると、就寝時間が実に1時間も遅くなっていることになり、現代は母親たちの時代よりも「夜更かしチルドレン」が多いといえそうです。

 なお、子どもたちに就寝を促す「睡眠前の環境づくりをしているか」を聞いたところ、「普段から行っている」人は37%と4割未満にとどまる結果に。具体的な状況としては、「睡眠前の環境づくりを行いたい気持ち」はあるものの、「時間がない・面倒でできていない」(21%)、「やり方が分からず、できていない」(13%)人がそれぞれ一定数いるようです。また、「睡眠前の環境づくりを行うという発想がなかった」人も11%いました。

 調査結果を受け、睡眠改善インストラクターの資格を持つ同社の菊地真由美さんは、「煌々(こうこう)とした真っ白な照明は、寝つきにくいといわれている。昼間の活動時間帯は白色の明るい照明を使用していても、 寝る前は暖色系の温かみのあるものにするのがお勧め」「照明の色を切り替えるタイミングは、就寝する1時間から2時間前が理想的」とコメントを寄せています。

(オトナンサー編集部)

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