「値上げに関してメーカーにしてほしくないこと」、拒否反応が「容量を減らす」「価格転嫁」以上に強いのは?
値上げに関する意識調査で「メーカー側にとってほしくない対応」を聞いたところ、「原材料などを変えて品質を下げること」を半数近くの人が挙げ、「容量を減らす」「価格転嫁」などを上回りました。
ウクライナ情勢や円安などの影響で各種値上げが相次ぐ中、マーケティングリサーチを手掛ける日本インフォメーション(東京都中央区)が7月29日、「値上げに関する意識・行動調査<2022夏>」の結果を発表しました。値上げに関して「メーカー側にとってほしくない対応」を聞いたところ、「原材料などを変えて品質を下げること」を半数近くの人が挙げ、「容量を減らす」「価格転嫁」などを上回りました。
「品質を下げる」に強い拒否反応
調査は7月1日~2日、全国の16歳~69歳の男女を対象にインターネットで行い、984人から有効回答を得ました。
「原材料などを変えて品質を下げること」は45.3%の人が挙げ、「容量を減らす」(36.4%)、「原価上昇分を価格に転嫁する」(29.1%)などを大きく上回りました。同社は「価格より品質維持を重視する人が多い傾向にある」と分析しています。
一方、最近の物価上昇を受けて「節約意識」に変化があったか聞いたところ、「意識が高まった」「意識がやや高まった」を合わせると63.1%に上りました。特に女性で節約意識の高まりが強く見られました。
(オトナンサー編集部)
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