6人に1人が熱中症疑い症状を経験、半数は屋内 ライボ調べ
ライボが発表した「2022年 社会人の猛暑対策調査」によると、回答者のうち6人に1人が熱中症発症または疑う症状を発症したという結果になりました。

各種調査や研究を行う機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)は7月11日、「2022年 社会人の猛暑対策調査」の結果を発表しました。今年は記録的に速い梅雨明けとなり、6月下旬から猛暑の日が続きましたが、今年の熱中症発症の有無について聞くと、「熱中症になった」1.7%と「熱中症を疑う症状になった」15.5%で、合わせると17.2%となり、6人に1人が熱中症発症または疑う症状を発症したという結果になりました。
エアコン設定は26度強
同社によると、調査は6月29日~7月4日、全国の20代から50代の社会人男女(20人~1000人以上規模の会社に所属)を対象にインターネットで実施。704人から有効回答を得ました。
熱中症対策の有無について尋ねると、68.2%が「している」と回答。具体的な対策(複数回答)としては、「水分を意識して多く取る」87.7%、「涼しい服を心掛ける」47.3%、「必要以外は外出しない」37.1%などが上位に並びました。
今年に入って熱中症になったか、という質問には、「熱中症になった」が1.7%、「熱中症を疑う症状になった」が15.5%で、そうした症状が出たのは、屋内が55.4%、屋外が44.6%と、屋内が屋外を上回りました。この夏は節電も呼び掛けられていますが、エアコンの平均設定温度は、日中が26.0度、夜間が26.4度、就寝時が26.5度と、いずれの時間帯も、推奨されている「28度」よりも低めの結果となりました。
その他、マスク着用の有無についても調査。現在の着用状況は「1日の大半」が47.3%と最多で、「必要な場面のみ」42.0%が続きました。
(オトナンサー編集部)
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