人体にも存在する「ヒスタミン」、どうして食中毒の原因に? 小中学生が発疹や頭痛
アレルギーに似た症状、違いは「時間」
ヒスタミンによる食中毒にかかると、嘔吐(おうと)や下痢、腹痛など通常の食中毒症状に加え、かゆみやじんましんのようにアレルギー反応に似た症状も出るそうです。友利さんによると、そこで「アレルギーなのか、食中毒なのかを見極めることが重要」といいます。
両者を区別するための1つの指標として、ヒスタミンによる食中毒は食後30分~数時間という比較的短時間で症状が現れる特徴があるそう。仮に短時間で症状が出たら、食中毒を疑い、迅速な対応が求められます。
一般に食中毒は、学校などで集団食中毒が発生した場合にニュースになることが多いため、大人より子どもがかかりやすいように感じるかもしれません。しかし、友利さんは「誰にでもリスクはありますし、ヒスタミンによる食中毒も毎年のように報告されています」と話しています。
(オトナンサー編集部)

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