白雪姫の「ハイ・ホー」を歌うフランス人の夫に妻が日本語の歌詞を伝えたところ…「国によって違うのが面白い」
ディズニー映画「白雪姫」の挿入歌「ハイ・ホー」にまつわる出来事を描いた漫画が話題に。「ハイ・ホー」を繰り返し歌っていたフランス人の夫に対して、妻が日本語の歌詞を伝えたところ…。
ディズニー映画「白雪姫」の挿入歌「ハイ・ホー」にまつわる出来事を描いた漫画が、SNS上で約2万の「いいね」を集め話題となっています。ある日、「ハイ・ホー」を繰り返し歌っていたフランス人の夫。妻が日本語の歌詞を伝えると…という内容で、「グサっときました」「全く違う意味!!」「国によって違うのが面白い」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
日本語訳とは意味が全く異なる
この漫画を描いたのは、イラストレーターのヒロコ(ペンネーム)さん(31)です。これまでに「うちのガイックさん」(ブティック社)などの作品を手掛けています。2018年から、フランス人の夫と過ごす日常を題材にした漫画を描き、インスタグラムで発表。その他にLINEスタンプも制作しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ヒロコさん「ガイック(夫)が歌っているフランス語の歌詞の意味が、日本語の歌詞と違うことに気付いたからです。フランス語の意味と日本語の意味が真逆のようだったので、面白いなと思いました」
Q.旦那さんはこの日本語歌詞について、どのように感じていたのでしょうか。
ヒロコさん「(夫がつぶやいた)『さすが日本人』には、称賛よりも皮肉や哀れみの意味が込められていたと思います。あと、夫は『プロパガンダかな』とも言っていました」
Q.ヒロコさん自身、歌詞の意味が違うと知ったときは、どういう心境になりましたか。
ヒロコさん「面白いなと思いました。ディズニーは歌詞をその国の言葉に翻訳するとき、意味ではなく、キャラクターの口の形になるべく合うように翻訳するのだそうです。そのため、元の英語の『It’s(イの口) home(オ) from work(ウア) we(イ) go(オ)』が日本語では『し(イ)ご(オ)とが(オア)す(ウ)き(イ)』になったと考えると、納得できます」
Q.フランスと日本で、仕事に対するスタンスの違いを感じることはありますか。
ヒロコさん「会社や人にもよると思いますが、フランスは時間にあまり厳し過ぎないと思います。他に『レスポンスが遅い(マイペース)』や、『役所などでも、人によって言っていることが違う』などはよく聞きます」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ヒロコさん「『衝撃の事実』『正しい訳ではなかったのですね』『安心したけど泣きたくなりました』『子どもの頃から刷り込まれていたのか…』など、驚きや悲しみのコメントが多く寄せられました」
(オトナンサー編集部)
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