
牧野和夫(まきの・かずお)
弁護士(日・米ミシガン州)・弁理士
1981年早稲田大学法学部卒、1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号、1992年米ミシガン州弁護士登録、2006年弁護士・弁理士登録。いすゞ自動車課長・審議役、アップルコンピュータ法務部長、Business Software Alliance(BSA)日本代表事務局長、内閣司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員、国士舘大学法学部教授、尚美学園大学大学院客員教授、東京理科大学大学院客員教授を歴任し、現在に至る。専門は国際取引法、知的財産権、ライセンス契約、デジタルコンテンツ、インターネット法、企業法務、製造物責任、IT法務全般、個人情報保護法、法務・知財戦略、一般民事・刑事。
1億円稼ごうと、幸せにできようが、
身内が2人明確な理由ない死を遂げていることが国民が怪しいと心配していることです。
億稼いだところで、犯罪者になっては意味がありません。
億稼げたら素晴らしい人、という数字にしか判断基準を見出せない心貧乏が書く文章は見ても面白くはありません。この著者が心貧乏といっているわけではありません。
社会の風潮が、経済主義であるゆえに、ともするとそうなりがちなのです。
この中で、国民が、本当の幸せについて、強い意志をもって、この人はやめた方が?稼げたとしてもそれはちがうのでは?という疑問は、この国の人の心が本当の豊かさを身に着けてきた証拠であると思います。それぞれの心の豊かさはそれぞれの価値観によって異なるため、一概には一つの物差しで測れませんが、愛情をもってアドバイスしているのであれば、それはいいことだと思いますし、当人が、それを感じていることを望むばかりです。
どうも、国民が謝れという発言をもしされているのであれば、それは心が豊かとはいえないかもしれません。その心境での判断は危ういものがあります。愛情をもってアドバイスしてくれているけど、私はその点は心配しない判断基準がある、という冷静な判断があればよいのではないでしょうか?
冷静な判断であるという説得は、今のところ国民には届いていないようです。