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【6月14日のマーケット】日経平均続落し1万5859円、英EU離脱懸念背景に

東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、前日比160円18銭安の1万5859円00銭で取引を終了。

英国のEU離脱懸念を背景に前日、欧米株が下落した

 6月14日の東京株式市場で、日経平均株価は4日続落。前日比160円18銭安の1万5859円00銭で取引を終えました。

 マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、英国の欧州連合(EU)離脱懸念を背景に前日、欧米株が下落。その流れが東京市場でも継続し、日経平均の下げ幅は一時257円に達したといいます。午後に入ると、値頃感から買い戻しが入り、下げ幅を縮小したそうです。

 東証1部33業種中、電気・ガスを除く32業種が軒並み下落。個別銘柄では、川崎汽船、大成建設が買われ、オリンパス、横浜ゴムは売られました。

 TOPIX(東証株価指数)は前週末比12.61ポイント安の1271.93。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=105円90銭台で推移しています。

“離脱優勢”続けば「下落圧力に」

 EU離脱の是非を問う英国民投票では、離脱と残留が拮抗(きっこう)しているものの、「離脱やや優勢」と伝えられています。八代さんは「市場では、リスク回避の動きが強まっており、こうした状況が続けば、日経平均には下落圧力が加わりやすくなります」と指摘します。

 また、八代さんはドル/円について、「1ドル=105円55銭(5月3日安値)を下回った場合、円高・ドル安がさらに加速する可能性も。その場合、日経平均への下落圧力は一段と強まりそうです」と分析。日経平均の目先の下値目安としては、4月8日の1万5471円が考えられるといいます。

(オトナンサー編集部)

八代和也(やしろ・かずや)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部シニアアナリスト

2001年ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年12月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市場調査部に所属し、豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨にフォーカスした「オセアニア・レポート」を執筆している。FXに携わり13年。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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